過酢酸とは

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1.
米国では2004年から次亜塩素酸ナトリウムに替わる除菌剤として、食肉、食鳥肉、果物、野菜等の食材や関連施設で広く使用されています。
また、日本でも2016年10月に食肉、食鳥肉、果物、野菜の表面除菌用として食品添加物に認可されました。 ※登録農薬および特定農薬ではありません。 - 2. 有機物存在下における強い除菌力に加え、保存安定性に優れ、残留性が低く、人体への安全性が高いのが特徴です。 ※過酢酸の効果(失活度合)を簡単に測定することができます。
- 3. 国内では、人工透析装置や内視鏡洗浄などの医療現場や、製薬会社(無菌製剤室)の空間噴霧、飲料用ペットボトル洗浄など、高い衛生レベルが求められる場合でも利用されています。
過酢酸系除菌剤の除菌メカニズム
過酢酸は過酸化水素、酢酸、水との平衡状態で存在し、有機物による減衰がしにくい高い除菌力が特徴です。
過酢酸から発生する活性酸素が細胞膜を破壊することにより除菌効果を発揮します。

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1
一般生菌、大腸菌群、真菌、酵母、芽胞菌等幅広い菌に対して除菌効果があります。
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2
有機物接触下でも濃度が低下しにくい為、安定した除菌力があります。
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3
残留性は低く、環境に負荷を与えません。
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4
温度の影響を受けにくく、冬場でも強い除菌力を発揮します。
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5
食品添加物として認可されています。サニテーションはもちろんのこと、食肉・食鳥肉・果実・野菜に対しても使用可能です。※食品に対しては使用基準が決まっています
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6
過酢酸系除菌剤単体では有害なガスは発生しません。※ただし、塩素系製剤と混合すると塩素ガスを発生させる恐れがありますので、絶対に混合しないでください。
| 組成成分 | 含有率 |
|---|---|
| 過 酢 酸 | 15% |
| 酢 酸 | 45% |
| 過酸化水素 | 5.5% |
| 安 定 剤 | 1%未満 |
過酢酸系除菌剤はエンベロープの無いウイルスや
芽胞菌にも除菌力を発揮!!
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エンベロープウイルス
インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルスなど

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中レベル消毒
- ・アルコール
- ・石鹸類
- ・過酢酸
- ・ヨウ素剤
- ・塩素剤
ヒト
ヘルペス(帯状疱疹など)、ポックス(天然痘など)、コロナ(MARS、SARS、COVID-19)、インフルエンザ、C型肝炎、日本脳炎、ジカ熱、HIV等
動物
マレック鶏、牛ヘルペス、猿痘、牛痘、鶏痘、ラクダ痘、猫・牛・蝙蝠・駱駝コロナ、豚PED、鳥インフルエンザ、牛・豚等インフルエンザ、豚熱、豚脳炎、鶏ND、牛BDV
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ノンエンベロープウイルス
ノロウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルスなど

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高レベル消毒
- ・過酢酸
- ・アルデヒド剤
- ・熱水(>80℃10s)
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滅菌レベル
- ・過酢酸
- ・酸化エチレン
- ・プラズマ滅菌
- ・オートクレーブ
- ・乾熱滅菌
ヒト
ノロウイルス、E型肝炎、ポリオ、A型肝炎、アデノウイルス、パルボ、パピローマ(子宮頸がん)
動物
猫カリシウイルス、豚E型肝炎、牛・豚口蹄疫、牛・鶏アデノウイルス、鶏ガンボロ、豚・牛パルボ
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各種薬剤の有効性

https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/attach/pdf/index-509.pdf (P29)
家畜伝染病予防法に基づく焼却、埋却及び消毒の方法に関する留意事項
(家畜伝染病予防法施行規則第30条及び第33条の3関係)
(平成30年4月2付け29消安第6824号農林水産省消費・安全局長通知)
(令和2年2月26日一部改正)
(令和7年3月7日一部改正)
各種薬剤の温度に対する効果

過酢酸系除菌剤ビネパワー®︎
ビネパワー®︎製品規格
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5kg

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17kg

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220kg

・本製品は消防法危険物第4類第2石油類に該当します。施設で保管できる数量は400L(444kg)未満となっています。
(毒物劇物には該当しません)
有機物存在下でも濃度低下が緩やか

希釈方法
ドラム缶ポンプ- 1. 過酢酸原液は強酸のため、直接触れないように防護してください。 ※ゴーグル/耐薬品手袋/エプロン(防護服)/マスクをご着用ください。
- 2. ドラム容器からの取り分けには耐酸性のドラムポンプ等をご使用ください。
- 3. 計量には耐酸性のシリンジ(スポイト等)/ビーカーをご利用ください。※過酢酸原液は鉄・真鍮・銅等を腐食させてしまいます。
- 4. 必ず、必要量の水道水に過酢酸原液を入れてください。

- 散布用には555倍希釈(300ppm)がおすすめです。
- 例:水5Lに対し原液9ml
ビネパワー®︎使用事例
養豚場
オールアウト後洗浄
和牛繁殖・育成農場

牛房柵(金属製)

牛房柵(木製)
使用上の注意点
- 過酢酸は強酸のため、直接触れないでください。
- 過酸化水素が含まれているため付着すると皮膚が白くなることがあります。
- 本製品は消防法危険物第4類第2石油類に該当します。
- 火を使う場所や可燃物の近くを避けて保管してください。
- 直射日光を避け室温以上に温度が上がらない50℃未満の保管場所で施錠・保管・管理をしてください。
(毒物劇物には該当しません) - 本製品は腐食性があります。
鉄、銅、真鍮にはご使用いただけませんのでご注意ください。 - 保管は400L未満を基本としてください。
- 塩素系物質と混ぜると有毒なガスを生じ危険です。
- 本製品はリスクアセスメント対象物です。
- ご使用前に安全データシート(SDS)をよくお読みください。▶︎ダウンロードはこちら
よくある質問
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- Q.ビネパワーを使用するにあたり、濃度の上限はあるのですか?
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A.
食品添加物として、食品素材の表面除菌の基準は下のとおりとなります。
サニテーションなどの除菌に使用する場合は上限はありません。
対象 使用濃度 食 肉 1,800ppm以下 食 鳥 肉 2,000ppm以下 野菜・果物 80ppm以下 -
- Q.ビネパワーを扱うときに防護服や機材は必要ですか?
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A.
ビネパワーには「皮膚等障害性化学物質」に指定された化学物質が含まれており、保護具の着用義務があります。
例)ゴーグル/耐薬品手袋/エプロン(防護服)/マスク
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- Q.ビネパワーは臭いがあるのですか?
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A.
原液は強い酢酸臭がしますが、希釈する濃度によって酢酸臭が薄くなります。なお、過酢酸の臭気は、粘膜(目や喉など)に悪影響を及ぼす有害なものではありません。
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- Q.ビネパワーを使用すると錆びますか?
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A.
長期間の使用で表面に錆びが発生しますが、深部までは腐食しません。次亜塩素酸ナトリウムは深部まで腐食してしまいます。
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- Q.ビネパワーは農薬として作物にかけても大丈夫ですか?
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A.
この商品は「食品添加物」ですので、収穫後の作物に除菌剤として使用できますが、登録農薬および特定農薬ではないため「農薬」としては使用できません。
ビネパワー®︎対応機器のご案内
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除菌マット
過酢酸系除菌剤対応
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オルサスライト
背負式動力噴霧器主要部分をステンレス化した
強酸性消毒液にも対応 -

オルサスKLC25
高圧動力噴霧器主要部分をステンレス化した
強酸性消毒液にも対応



